にむのひとりごとアーカイブ2023年7月~2023年9月
〇2023年9月18日月曜日敬老の日
今朝、3:45amにおきて、ラグビーワールドカップのジャパン対イングランド戦を観ました。感想は、一言でいうと、あと一歩で奈落の底に突き落とされたっていう感じですね。開始早々ジャパンのミスから失点しましたが、その後60分間は終始攻め続け、鉄壁のディフェンスで、観ていてこれは勝てるぞと思いました。しかし、数少ないトライチャンスでミスをして取り切れず、また相手のミスの後せっかくのチャンスでまたミスをしてしまい、逆に失点というなんとも歯がゆい試合でした。さすがはラグビー発祥の国イングランドです。終わってみれば4トライ差でジャパンは負けてしまいました。やはりワールドカップでは一つのミス(ひとつではなかったけど)が負けにつながります。いい試合をしていただけに、悔しいですね。ミスをしないで確実にトライを取り切らないとまだまだ上には行けないと思いました。前回東京大会の時のほうがミスは圧倒的に少なかったと思います。湿気や汗などいろいろ要因はあるのでしょうが、相手も同じ条件です。残りのサモア戦、アルゼンチン戦では、同様にミスをしたら負けるだろうと思います。そんな訳で、すっきりしなくて心がもぞもぞした試合でした。
しかし、うれしいこともありました。なんといっても阪神タイガースの優勝です。しかも、9月に入って11連勝で負けなしでの優勝です。甲子園でジャイアンツ相手に勝っての優勝なのでタイガースファンにはたまらない優勝でした。特に最後に岩崎選手がクローザーとして登場した際に、7月に脳腫瘍で命を落とした横田選手の登場曲、ゆずの「栄光の架橋」が流れたとき、甲子園球場のファンが大合唱したときには思わず涙腺が緩みました( https://www.youtube.com/watch?v=RdCcw4K_3lo )。今年の阪神が優勝できたのはチームワークが最高に良かったからだなと感じました。選手もすごいけれど、岡田監督はいい監督だなー。優勝決めたときのインタビュー( https://www.youtube.com/watch?v=aN2a0gmYqnU )、ビールかけ前のインタビュー( https://www.youtube.com/watch?v=C9Olh7S6C6U )、いずれも愛情たっぷりでユーモアがあって最高でした。昔あほの坂田とやっていたどんでんのテレビCM、今見ても最高です( https://www.youtube.com/watch?v=-INtCnIxfkE )。監督就任前の野球の解説も、アナウンサーの話に同調せず、忖度なしで持論を展開していて、素晴らしかったです( https://www.youtube.com/watch?v=FeJzT-m0DWQ )。絶対日本一になってほしいです。
ユーチューブを観ていたら、東京スカパラダイスオーケストラの「苦い涙」を見つけました( https://www.youtube.com/watch?v=wXe_QYaxDnc )。スカパラデビュー時の1stアルバムに入っていて、この昭和の裏路地っぽい感じが好きで、以前カラオケでよく歌っていました。クリーンヘッド・ギムラのオカマっぽい歌い方も好きです。もともと「苦い涙」は安井かずみ作詞、筒美京平作曲で、当時大人気だったソウル・トレインの3人組スリー・ディグリーズが日本で歌ってオリコン15位とヒットした曲です( https://www.youtube.com/watch?v=y87E04egvco )。スリー・ディグリーズは、1974年に「ソウル・トレインのテーマ( https://www.youtube.com/watch?v=Qt9jpxiSy_8 )」でビルボード全米1位に輝いた大人気グループです。60歳代の方にはなじみ深いグループだと思います。ぼくが小学校6年か中学校1年くらいに、彼女たちの「苦い涙」をラジオでよく聴いてました。なんで日本語で歌ってるんだろうと不思議に思ったものです。CBS・ソニーの企画だったようですね。
話は変わりますが、先日患者さんからいろいろと新鮮な野菜をいただきました。ありがとうございました。昨日、ナス、ジャガイモ、玉ねぎ、人参、茗荷、こんにゃく、ねぎ、油揚げでお味噌汁を作り、ゴーヤをさっとゆでてフジッコの塩昆布と混ぜてゴーヤ昆布を作りました。また、麻婆ナス炒めも作りました。前回片栗粉がなかったので買ってきて再度チャレンジしました。今回は大成功でした。美味しかったなー。ゴーヤがまだあるので、これから買い物に行って、今夜の夕食はゴーヤチャンプルを作ってみようと思います。
最後に、白河で10月から慈恵医大の後輩が白河那須総合クリニックを開院するので内覧会に行ってきたときに偶然美しい虹に出会ったので写真を載せました。きれいな虹だったので、きっといいことがあると思います。
ではまた。
〇2023年9月10日日曜日
今日は晴れてとてもいい天気です。ひとりごとを書き終わったら、久しぶりにウオーキングに行ってこようと思います。今回の台風13号は、いわきに線状降水帯をもたらして、いろんな河川の氾濫をきたしました。うちの近くの新川も決壊したようで、朝通行止めになっていました。うちは大丈夫でしたが、ホームページをお願いしているようじくんの家は浸水危機一髪だったようです。クリニックは大丈夫でしたが、激しい雨のためか、お手洗いや洗面所に雨水が漏れていました。明日ビルのオーナーさんに報告して修理をお願いしようと思っています。国宝で重要文化財の白水阿弥陀堂に泥水が入ってしまったようで、大変なことだなと思いました。今回の台風の被害は、同じところでも被害にあった地区と免れた地区があって、被害にあった方々は本当に気の毒です。地震もまた増えているし、水や非常食など準備を見直さないといけないですね。。
話は変わりますが、大谷選手のけがは残念な話ですが、うれしい話としては、大好きな阪神タイガースが9月9日の時点で優勝マジック7になったことです。バース、掛布、岡田のいた1985年のタイガース日本一の時はまだ学生で、大好きだった慈恵医大病理の石川栄世教授の部屋で授業をさぼって慈恵医大の中の阪神ファンが集まってテレビで日本シリーズを観ていたことを思い出します。それから、今日からラグビーワールドカップのジャパンの試合が始まります。先ほどジャパンと対戦するイングランドとアルゼンチンの試合をみたのですが、ものすごくハードなプレーをしていて、ミスをしたらやられるなと感じました。ジャパンとチリの試合、必ず観ます。頑張ってほしいなあ。
先々週、常磐病院で甲状腺の手術の後、いつも一緒に手術をしているメンバーの尾崎医師、権田医師、ひるちゃんと湯本で飲みました。1年間の手術件数が増えたことで、ようやく常磐病院の日本内分泌外科学会(旧日本甲状腺外科学会)専門医制度関連施設申請をすることができました。常磐病院が認可されれば、現在いわきでは唯一となります。それから1年後には、常磐病院の医師が専門医の試験を受けることができます。ぼくがいわきで開院した目的の一つが来年には達成できそうです。今後の方針の打ち合わせがしっかりできました。飲み会も楽しかったです。
寝る前に聴く音楽は、どうしても昔のものになりますが、最近大学の頃よく聴いていたXTCをユーチューブで聴いています。ギター・ボーカルのアンディ・パートリッジとベース・ボーカルのコリン・モールディングが中心の4人組バンドです。アンディがエクスタシーをもじってエックスティシーというバンド名にしました。ポップなロックバンドですが、ちょうどパンクが終わるころにでてきたポスト・パンクのバンドです。イギリス人っぽく少しひねくれた感じの曲が特徴です。ポリスと立ち位置が近いのですが、世界的にはポリスほどヒットはしていません。アンディの声が大好きなんだけど、コリンもいい声をしています。ユーチューブで誰かがXTCの曲のベスト30を発表していましたが、好みの違いなのか、1曲は選ばれていなかったし、2曲は10位にも入っていませんでした。僕が好きな曲を5曲ピックアップしました。最後にアコースティックのライヴもかっこよかったので載せました。
コリンズボーカルで「Generals and majors( https://www.youtube.com/watch?v=p-JeQduJ0f8 )」です。スカっぽい裏リズムのドラムが心地よいです。「Life begins at the hop( https://www.youtube.com/watch?v=RoSfTe9cI-M )」。彼らは短くてノリのいい曲を目指していたようです。ドラムがシンプルでかっこいいです。「King for a day( https://www.youtube.com/watch?v=EVASP83kjT0 )」アルバムリマスター版です。ライヴも載せました( https://www.youtube.com/watch?v=Amx5CK7vdoc )。この曲好きだなー。次はアンディのボーカルで「Mayor of simpleton( https://www.youtube.com/watch?v=Ciq0wlhwUVw )」。ノリノリのポップスだけど、曲の終わりのほうの感じとかすごく好きです。「The ballad of Peter Pumpkinhead( https://www.youtube.com/watch?v=pYupSHWEJxA )」もいいなあ。最後にアコースティックライヴを。3曲目がKing for a dayです( https://www.youtube.com/watch?v=AI8MalyCCGU )。
〇2023年8月27日日曜日
もうすぐ8月も終わろうとしています。毎日暑くて嫌になりますが、ぼくは基本夏が大好きなので、8月が終わるとがっかりしてしまいます。幼少時、母の実家の鳥取の海辺のかやぶきの家で、蝉の声と風鈴の音を聴きながら冷えたスイカを食べて、涼しい風が吹く中昼寝していた至福の時間を思い出します。先日、息子の啓太が、大学の友達の峻佑(しゅんすけ)くんと允視(じょうじ)くんと3人でいわきに遊びに来てくれました。7月下旬から1か月北海道を除く日本一周の旅に出た最後に立ち寄ってくれました。みんな素直ないい子で、礼儀もわきまえていて、人間力がある素晴らしい若者でした。レンタカーのハイエースを一か月間借りて、東京の吉祥寺を出発して、山陽方面をめぐり、九州入りして福岡の母(啓太の祖母)のところによって、九州はそこまでで、本州に戻り山陰を旅して、北陸から秋田へいったそうです。しゅんすけくんの実家が秋田で、ご両親に美味しい食事とお酒などいただき、お世話になったようです。それからぐるりと東北を回って、福島入りして猪苗代湖でキャンプしてからいわきに来ました。一番面白かったのは大阪だそうです。途中みんなで路上ライヴをやって、投げ銭いただいたりしたそうです。3回ぐらいホテルに泊まったそうですが、あとは車中泊だったようで、暑かったみたいです。よく熱中症にならなかったなと思いました。貧乏学生の旅らしく、福岡ではスズキを釣って0円食堂で過ごしたり、猪苗代湖の森では虫を取って調理して食べたりしたそうです。たくましいなと思いました。ぼくもいわきで2日間一緒に過ごしましたが、とても楽しかったです。ぼくの家で3人雑魚寝でしたが、それぞれが書き置きを残してくれて、とてもうれしかったです。大切にとってあります。
帰る日には、ぼくの行きつけのおたけ食堂で、美味しい冷やし中華を食べて帰っていきました。日本一周の旅では高速道路を使わない旅だったようで、いわきから吉祥寺に帰り着いたのも6時間くらいかかったようです。学生ならではのいい旅行をして、うらやましい限りです。
先日とある番組で福島の甲状腺の癌に関する番組があり、ユーチューブでみたのですが、正直その内容にえ?っとびっくりしました。たとえば、乳頭がん術後の方が、ヨード制限するよう言われて食事に困っていると言ってましたが、ヨード制限の必要はないはずのに何でだろうと思いました。ベースに橋本病の抗体のTgAbやTPOAbをもっていたら、ヨードをとりすぎるとヨードのエスケープができなくて機能低下になってしまうことはありますが、それでもうまみの出汁文化の日本人には、絶対ダメなんて指導は少なくともぼくはしません。また、術後だるさが強くて仕事に支障をきたしていると話している方がいましたが、手術の内容によっては術後甲状腺機能低下症になるので、そのときはチラーヂンS(ホルモン剤)を飲めば普通に働けるはずなのに、どういう指導をされているんだろうと思いました。ほかにも疑問に感じることが多い番組で、これでは変な誤解を生じるんじゃないかなと思いました。うちのクリニックにかかられた方は、はじめ緊張の表情をされていますが、ぼくの説明の後ひるちゃんがもう一度わかりやすく話をしてくれて、帰るころには安心した表情で帰られる方が多いように思います。うちに来るまでほかのところで診てもらっていて、何の説明もなく、初めてよくわかりましたという方は正直たくさんいらっしゃいます。忙しくてじっくり説明する時間がないのかもしれませんね。うちが予約制にしている理由はそこにあります。新患の方や術前の説明の方にはたっぷり時間を割いて予定を組んでいるので、診察する患者さんの数を制限しています。番組に出ていた方は、ちゃんとした説明や看護師を含めて十分なフォローがされていないんじゃないかな思いました。
話は変わりますが、湯本のワイズバーのお手洗いにある、呼び込み君のおもちゃが欲しくて、さきほどアマゾンに申し込みました。ドンキでよく流れているメロディーですが、スカの裏リズムが心地いいです( https://www.youtube.com/watch?v=BwNF4iDy_FA )。スカはジャマイカで生まれた音楽で、ゆったりしたリズムであるレゲエのもととなったものです。有名なバンドにスカタライツがいます( https://www.youtube.com/watch?v=cPv_BAKIhlo )。古いロックバンドもスカのリズムをとりいれています。ビートルズのホワイトアルバムに入っている「オブラディオブラダ( https://www.youtube.com/watch?v=SwvtpdDld_g )」もそうです。日本では東京スカパラダイスオーケストラが有名ですね。デビュー当時は最高でした( https://www.youtube.com/watch?v=I9i742nl8kI )。この動画は脳腫瘍で亡くなったボーカルのクリーンヘッド・ギムラが生きていたころのものです。ジャングルブギの原曲は東京ブギウギや銀座カンカン娘、買い物ブギで一世を風靡した笠置シヅ子が歌っています( https://www.youtube.com/watch?v=31LgTBuSIlc )。この曲は黒澤明監督の映画「酔いどれ天使」の中の曲で、なんと作詞は黒澤明です。
〇2023年8月11日金曜日山の日祝日
今日のひとりごとは長―いひとりごとですよー。
先日8月7日は、いわきの七夕にあわせてクリニックでも七夕イベントをしました。7月の七夕は浴衣と作務衣でしたが、今回は昨年同様ハワイアンでムームーやアロハで診療しました。今回もくじ引きをして、盛り上がりました。8月から新しい医療事務として仲間になったみおちゃんはお花の髪飾りをつけてお仕事しました。みおちゃんに関しては、11月に正社員になったら改めてご紹介いたします。
そして、9日10日でクリニック慰安旅行に行ってきました。開院してから2年間は、県内の温泉旅館に宿泊しましたが、今年は飲んだくれツアーにしました。いい旅行でした。まずみおちゃん以外の6人でひるちゃんの大きな自家用車に乗って福島に向かいました。最初に四季の里アサヒビール園で昼食タイムでした。ここまではひるちゃんが運転して、アサヒビールが何より好きなひるちゃんは、ゆかりさんに運転を代わってもらい、おいしそうにビールを飲んでました。それから福島駅横のホテルメッツに向かい、早々にチェックインして、それぞれの部屋でしばし休憩しました。温泉宿と違って、部屋別なのでこれはこれで気を使わなくてよかったんじゃないかと思いました。そして、4:30pmから、ひるちゃん行きつけのお店「花のれん」に行ってきました。なぜ福島市に行きつけがあるのかというと、以前看護師特定行為の資格を取るために福島県立医大に通っていて、その時泊まり込みなので必然的になじみのお店ができたというわけです。ひるちゃんはけっこう鼻が利くので、ふらっと入る店でもほぼはずれたことがありません。ここはマスターとママがご兄妹でやっているお店です。貸し切りでやってくださいました。食事も本当に美味しくて、食べきれないほど出してくださいました。トルコ料理のカダイフというエビ料理は絶品でした。お刺身も天ぷらもローストビーフもろく助のいろんなお塩で焼いた焼き鳥もすべて美味しかったです。シャインマスカットの天ぷらは初めて食べましたが、美味しかったなー。なんといってもここはお茶漬け専門店なのでしめにお茶漬けをいただきましたが、海鮮お茶漬けでめちゃくちゃ美味しかったです。そして日本酒。写楽の純米酒、純米吟醸、特別純米吟醸の飲み比べ、飛露喜の純米大吟醸、一歩己などなど普段飲めないお酒を堪能しました。まっきーやえちこさんもご満悦でした。マスターはなんちゃってワインソムリエなので、美味しいお気に入りの赤ワインも2本飲みました。梅酒好きのゆかりさんはバラの梅酒を飲んでいました。とみぞうはお酒に飲まれてしまい、ここでダウン。花のれんのあと先にホテルに戻りました。みんなおなかパンパン状態でしたが、2件目のこれまたひるちゃんのなじみの居酒屋「ぼけ」に行ってきました。ぼけはお花のぼけが由来なんですが、マスターがいい感じですっとぼけていて、ギャグ炸裂で、ゆかりさんはびっくりさせられて叫んだり大笑いしたりと大うけでした。本当はゆっくりしたかったのですが、1ミリもおなかに入らないくらいおなかいっぱいでしたので、小一時間でお店を出ました。そして、花のれんのマスターとママと一緒に近くのスナックへ行き、12:00pmまでカラオケ三昧でした。安くて雰囲気も良くてとてもいいお店でした。酔っていたので名前は忘れちゃいました。温泉もいいけど、こういう旅行もいいねーとみんな言ってました。翌日は、12時チェックアウトでもいいとのことでしたが、朝食後エキナカのエスパルでお買い物をして、11:00amに帰路につきました。お昼は八幡というお蕎麦屋さんに入ったのですが、これまた最高に美味しくて、いわきにこんなお店があったらなーと思いました。車で福島に行ったらおすすめのお店です。ここも車の中でひるちゃんが検索して電話で予約して入ったお店です。きれいで、お蕎麦も信州で食べた手打ちそばと同じくらい美味しくて、ヒレカツもめちゃくちゃ美味しかった。お刺身も美味しかったです。その後福島県立美術館で、「ブルターニュの光と風」展をみに行ってきました。美術館が大きくて、予想以上によかったです。パリのサロンの写実派の絵からゴーギャン、モネ、ボナールをはじめ印象派まであって、みごたえがありました。常設展にもモネのジヴェルニーの庭の絵やルノワール、ピカソ、岸田劉生もあってみてよかったです。気の合った仲間での旅行はいいもんですね。
お盆の間、16日まで12日以外は休診です。みなさんにはご迷惑をおかけいたします。すみません。
13日から福岡のおふくろの家に行って、お墓参りをしようと思っていましたが、台風7号の影響で戻ってこれなさそうなので、残念ですがキャンセルしました。かわりに先日息子がおふくろのところに行ってきてくれたのでよかったです。現在息子は友達2人と3人で、レンタカーで日本一周旅行中です。釣りをして0円食堂やったり、野宿したり路上ライヴしたりと学生ならではでうらやましい限りです。いま金沢あたりらしいのですが、この後東北をぐるりと回って23日にいわき入りするそうなので、美味しい食事をごちそうして、家でお風呂にゆっくりつかってもらい、涼しい部屋をみんなに提供しようと思っています。
今日の音楽は、イギリスのフォーク・ロックグループのペンタングルとフェアポート・コンヴェンションについてです。フォーク・ロックというとボブ・ディランやクロスビー・スティルス・ナッシュ&ヤングやジョニ・ミッチェルなどアメリカ大陸のミュージシャンが有名ですが、あえてイギリスのこのバンドにしたのは、ぼくが好きなレッド・ツェッペリンやキング・クリムゾンと絡んでいるからです。
前回レッド・ツェッペリンのことを書いたときにバート・ヤンシュのことを少し書きました。かれはケルト風の音楽も取り入れていて、彼のギターをジミー・ペイジが丸々パクっています。後に「有名バンドのギタリストが僕をパクっているね」と話しています。曲名からしてパクっているのがわかります。この曲は「レッド・ツェッペリンI」に収録されていますが、ほかにも「レッド・ツェッペリンIII」の中の「スノウドニアの小屋」のなかのフレーズも明らかに彼のパクリだったりします。それぞれのライヴ音源をどうぞ。聴き比べてみてください。「バート・ヤンシュ ブラックウオーターサイド( https://www.youtube.com/watch?v=hkX7Q2J7k48 )」「レッド・ツェッペリン ブラックマウンテンサイド( https://www.youtube.com/watch?v=14-7bIJcpbQ )」。バート・ヤンシュのギター、歌声、ぼくは大好きです。このバート・ヤンシュがいたのがペンタングルです。もう一人ギターのジョン・レンボーンとウッドベースのダニー・トンプソン、女性ボーカルのジャッキー・マクシーらと組んだフォーク・ロックグループです。「レイン・アンド・スノウ( https://www.youtube.com/watch?v=-YE6_JhOS20 )」ここではバート・ヤンシュはバンジョーを弾いています。
フェアポート・コンヴェンションははじめボブ・ディランやジョニ・ミッチェルの曲をやっていました。初代女性ボーカルのジュディ・ダイブルがいたころのライヴです( https://www.youtube.com/watch?v=vPTI4m6KcJQ )。デヴィッド・クロスビーがいたバーズっぽい感じの軽快な音楽ですね。ジュディ・ダイブルは当時キング・クリムゾン初代メンバーの一人イアン・マクドナルドと付き合っていて、ロバート・フリップのジャイルズ・ジャイルズ&フリップに彼が曲を提供してジュディが歌った曲があります。結局彼女は一緒に活動はしないで後にギターロバート・フリップ、ドラムマイケル・ジャイルズ、フルート・サックス・キーボードイアン・マクドナルドにヴォーカル・ベースとしてグレッグ・レイクを加えてあのキング・クリムゾンが誕生しました。名アルバム「クリムゾンキングの宮殿」のなかの美しい曲「風に語りて」はグレッグが歌っていますが、ジュディがボーカルの音源が後にクリムゾンのベストアルバムに収録されました。「風に語りて ジュディヴォーカル( https://www.youtube.com/watch?v=vXiWbV0d2w0 )最初に英語の解説が入ってます。グレッグヴォーカル( https://www.youtube.com/watch?v=UlKrH07au6E )」。みなさんはどちらがいいと思いますか?
フェアポート・コンヴェンションの2番目の女性ヴォーカルはサンディー・デニーです( https://www.youtube.com/watch?v=DeZL2FXkGqI )。いい声ですねー。レッド・ツェッペリンが初めてロバート・プラント以外のヴォーカリストと共演した曲が「レッド・ツェッペリンIV」に入っている「限りなき戦い( https://www.youtube.com/watch?v=X_AfMHCVoxA )」ですが、それがこのサンディーでした。
最後にジョニ・ミッチェルの大好きな曲「サークル・ゲーム( https://www.youtube.com/watch?v=DGHjHU_Z8d8 )」を。この曲は、1970年にカンヌ国際映画祭で賞をとった学生紛争の映画の主題歌になった曲で、ジョニが作詞作曲したものです。映画の主題歌ではバフィ・セント・メリーが軽快に歌っています( https://www.youtube.com/watch?v=6x4hin1VsJo )。ユーミン作曲でバン・バンが歌った「いちご白書をもう一度」のもとになった映画です。
変な天気が続きますが、体調に気を付けて楽しい夏をお過ごしくださいね。
〇2023年7月22日土曜日
今年の7月はいろんなことがあって目まぐるしい月でした。七夕イベントについては以前ひとりごとで書いた通りです。音楽ボランティアイベントの写真は、「いわきサンバっぽい音楽隊 ポイ」のHPに掲載しました。受付のごっちゃんが体調不良でお休みしているとき、たまたま帰省していたひるちゃんのお嬢さんのかなちゃんが、無償で受付業務を手伝ってくれました。本当に助かりました。かなちゃん、ありがとうございました。またよろしくお願いいたします!
先日、いわきでの結婚式に招待していただいて、出席してきました。結婚式に出席するのは十数年ぶりでした。新郎が、華やかな楽しい式にすると言っていたので、新郎の承諾を得て、真っ白のスーツで行きました。靴も白のエナメル、ハットも白、レーバンのサングラス、青のシャツに赤のネクタイで、一見マフィアのボスみたいな恰好でした。以前、いわきで結成したサンバチーム「アカデミアサンバいわきベレーザ」のプレジデンチをしていたころに、毎年アリオスで開催していた「いわきサンバカーニバル」のためにつくった服です。また着ることができてよかったです。
8月も7日にいわきの七夕イベントをします。その後はクリニック行事やお盆でお休みしますが、なんだかんだと忙しそうです。
今年の夏もあっという間に過ぎ去ってしまうのかなー。慈恵医大病院勤務のときは、夏休みで大好きな奄美大島に1週間ほど滞在して英気を養っていましたが、開業すると代わりの医者がいないのでなかなかそういうわけにはいきません。久しぶりに奄美大島に行きたいな。
今日は、一番好きなロックバンドのレッド・ツェッペリンのそれぞれのアルバムの、1曲目の曲について紹介します。ツェッペリンは、9枚のスタジオアルバムと、ライヴアルバムを出しています。個人的に好きな1枚目から6枚目までのアルバムについて紹介します。1枚目の「レッド・ツェッペリンI」は、1969年のデビューアルバムです。ギターのジミー・ペイジがエリック・クラプトン、ジェフ・ベックのあとのギタリストとして在籍していたヤードバーズが実質解散状態となり、契約上の問題で「ニュー・ヤードバーズ」としてメンバーを集めました。ベース・キーボードのジョン・ポール・ジョーンズはジミー同様スタジオ・ミュージシャンでした。ボーカルを探していたときに、新人のすごいボーカリストがいるということでロバート・プラントを勧誘しました。その時点ではフォーク・ロックのようなバンドを考えていたようです。実際彼らのアルバムにはフォーク・ロックバンドの「ペンタングル」のギタリストのバート・ヤンシュの曲をパクっている曲が数曲あります。機会があったら紹介します。ドラムを探していたら、ロバートが新人だけど昔からの友達で腕利きドラマーがいるとジョン・ボーナムを紹介しました。ジミーは彼のドラムを聴いて、衝撃を受け、口説き落としてメンバーにしました。彼のドラムを聴いて、フォーク・ロックからいわゆるハード・ロックでいこうと決めたようです。当時ジョン・ボーナムのドラムは、あまりに音が大きいのでクラブハウスでは嫌われていたようです。バンド名は、ザ・フーのドラマーのキース・ムーンが冗談で「レッド・ツェッペリン(Led Zepperin 鉛の飛行船)」と言ったのをバンド名にしたようです。デビューアルバムの「I」は衝撃的なアルバムで、一曲目の「グッド・タイムス・バッド・タイムス( https://www.youtube.com/watch?v=lsZG7n7ries )」から最後の曲まで完璧な演奏で世界に衝撃を与えました。ジミーのギターのリフ、ジョン・ポールの正確なベースライン、ロバートの張りのあるハイトーンヴォイス、そしてとにかくジョン・ボーナム(愛称ボンゾ)のすさまじいドラムと唯一無二のバンドが誕生しました。それ以前のヤードバーズと聴き比べると、ヤードバーズがへなちょこに聴こえてしまいます。この曲のボンゾのバスドラはいまでも伝説となっています。1ペダルでカスタネットのように演奏しています。
そして1969年終わりにだした「レッド・ツェッペリンII」でさらに進化します。1曲目の「胸いっぱいの愛を( https://www.youtube.com/watch?v=zM_bsdUq_lk )」はあまりにも有名な曲です。このギターリフは耳に焼き付いて離れません。当時ドラッグでトリップしたりしていた時代ですが、幻覚を見ているような展開です。ここでもボンゾのドラム炸裂です。このころすでにロック界No.1バンドになり、ライヴはすべてソールドアウト、演奏時間も3時間越えというとんでもないバンドになりました。
1970年のアルバム、「III」は賛否両輪分かれるアルバムです。これまでハード・ロックまっしぐらでしたが、数曲を除いて、情緒あふれるフォーク・ロックあふれるアルバムになっています。これまで世界中をツアーしていた彼らは、一旦活動を辞めて、ジミーとロバートはウエールズの静かなスノウドニアのコテージで作曲に励みます。個人的にはかなり好きなアルバムです。フォーキーなのに、ボンゾは全く遠慮しないでガシガシとドラムをたたきます。それがまたかっこいいです。1曲目の「移民の歌( https://www.youtube.com/watch?v=bg5eF4Ld-Fw )」はあまりにも有名な曲です。ぼくが初めて耳にした曲です。今でもテレビの効果音でよく使われています。ロバートのハイトーンの叫び、なんといってもボンゾのバスドラのリズムがすごい。ギター、ベースがリードをとらず同じリフをユニゾンでひたすら繰り返す、とにかくかっこいい曲です。
1971年にでたノー・タイトルのアルバムが、通称「IV」です。バンド名もアルバム名も何もないという奇想天外なレコードは、当時あり得ないことだったらしく、アトランティック・レコードからは猛反対を受けましたが、ジミーは頑として譲らずタイトル表記のないアルバムとなりました。彼らのアルバムで一番売れたアルバムで、このアルバムをNo.1とする人が一番多いようです。名曲「天国への階段」が入っています。1曲目の「ブラック・ドッグ( https://www.youtube.com/watch?v=dIReHbOmU1U )」は、リズムが変調子で面白いハードな曲です。聴きなれると病みつきになる曲です。それにしてもボンゾのドラムはすごいです。普通ドラムとベースがリンクするんだけど、ボンゾはジミーのギターとリンクしていて、しかもバスドラばかり目立ちますが、実は正確無比なハイハットを踏む8ビートがビシッとリズムをささえていて、とてもではないけれど誰にもまねできないドラミングとなっています。彼のドラムは一発で彼とわかるというのがすごいです。
1973年にでた5枚目のアルバムが、初めてタイトルがついた「聖なる館」です。個人的には2番目に好きなアルバムです。彼らはさらに進化していって、ファンクあり、レゲエあり、バラードありと一気に花開いたような感じのアルバムです。聴けば聴くほど味が出るアルバムです。ジャケットも素晴らしいです。1曲目の「永遠(とわ)の歌( https://www.youtube.com/watch?v=cNVTRyewbL8 )」はとにかくかっこいい曲です。この疾走感はぞくぞくします。ジミーの12弦ギター炸裂です。ライヴの映像もかっこいいです。
6枚目は、1975年にでた初の2枚組アルバム「フィジカル・グラフィティ」です。ぼくが13歳の中学生の時ですが、リアルタイムで買ったアルバムです。それ以来、50年近く、いまでも愛聴しています。ディープ・パープルはキャッチーで聴きやすいですが個人的にはすぐに飽きてしまいます。ツェッペリンは、するめのように聴けば聴くほど曲になじんできてどはまりしてしまいます。これはジミーのギターのリフの繰り返し、ボンゾのどっしりしたドラムが異様なグルーヴを作り出しているからだと僕は勝手に思っています。1曲目の「カスタード・パイ( https://www.youtube.com/watch?v=hB43v5rWBF0 )」はまさにそのリフとリズム、王者の余裕すら感じるゆったりとした厚みのあるサウンド、ロバートの色気のあるハイトーンボイス、すべてが奇跡のようにうまく絡み合っている曲です。まさにこの曲は聴けば聴くほど好きになります。他にも「カシミール」やフォーク・ロックっぽい曲も含めて、このアルバムは宝箱のような2枚組です。一番好きなアルバムです。これ以降3枚アルバムがありますが、「フィジカル・グラフィティ」が好きすぎるのでこれでやめます。
明日は日曜日なので、心身ともにリフレッシュします。
ではおやすみなさい。
〇2023年7月9日日曜日
今日は雨予報でしたが、いい天気で気持ちいいです。7月7日、8日とクリニックイベントがあって、とても楽しかったです。
7日の七夕は、開業して3回目のクリニック七夕祭りでした。みんなで浴衣や作務衣を着て診療しました。まっきーのおニューの作務衣と雪駄がかっこよかったです。今年は50人分の外れなしのくじと景品を準備しました。一緒に来院しているご家族や子供にはお菓子を用意しました。短冊に願い事を書いていただき、受付横に準備した笹に飾ってもらいました。みなさん、子供の頃を思い出しますと言って笑顔で帰っていきました。ひるちゃんの弟が、弘前ねぷたのミニ版のにむらクリニックねぷたを作ってくれました。ぼくの似顔絵、側面に「甲状腺」「消化器」、うらににむちゃんマークを書いてくれました。うれしくて受付のところに飾りました。
8日は仕事が終わってから、みんなで「いわきサンバっぽい音楽隊ポイ」として2件ボランティアサンバをやってきました。また改めてその時の様子をアップしますね。
まだまだコロナ感染などありますが、きりがないのでこういうイベントはどんどんやっていきたいです。
今日は久々家でゆっくりしています。朝からこの前の学会で聴けなかった講演や教育セミナーの残りをオンデマンドで聴きました。
今日の音楽はエルトン・ジョンです。なんだか久しぶりに聴きたくなりました。一番最初にエルトン・ジョンの曲に出会ったのは小学生の頃です。姉が「ロケットマン( https://www.youtube.com/watch?v=r_QZe8Z66x8 )」のシングルレコードを買ってきて、一緒に聴いたのが最初ですね。きれいな曲で大好きでした。英語だから何歌ってんのかわけわかりませんでしたが、雰囲気だけで先日カラオケで歌いました。エルトン・ジョンのデビュー当時の「僕の歌は君の歌( https://www.youtube.com/watch?v=GlPlfCy1urI )」もとてもいい曲です。このころからどんどん人気が出てきて、立て続けにヒット曲を出していました。「土曜の夜は僕の生きがい( https://www.youtube.com/watch?v=WnJ1m5IsW00 )」は当時一番好きだったノリノリの曲です。ナイジェル・オルソンのドラムがかっこいいです。「クロコダイルロック( https://www.youtube.com/watch?v=uMy-Z9f9N8g )」はぼくのカラオケの十八番でした。裏声が素敵な「ベニーとジェッツ( https://www.youtube.com/watch?v=ZBUW433Porw )」、「ダニエル( https://www.youtube.com/watch?v=ofIzzQPZT2E )」もシングルレコードが擦り切れるほど聴きました。「フィラデルフィア・フリーダム( https://www.youtube.com/watch?v=gM4Xm2MGLNQ )」のころはアルバムもビルボード誌ナンバーワンで、その人気は飛ぶ鳥を落とす勢いでした。「あばずれさんのお帰り( https://www.youtube.com/watch?v=IGo6x_uzG8Y )」を聴きながら、ビッチイズバック!と歌っていたら、おふくろにしこたま怒られたのを思い出します。おふくろは昔外人相手の薬局で働いていたりして、英語が喋れました。キキ・ディーとのデュエットの「恋のデュエット( https://www.youtube.com/watch?v=z0qW9P-uYfM )」もよく聴きました。1974年のジョン・レノンの「真夜中を突っ走れ( https://www.youtube.com/watch?v=vjWebKavfuI )」でジョン・レノンと共演しています。このころジョン・レノンはオノ・ヨーコから離れてジョンとヨーコの秘書のメイ・パンと暮らしていて、「失われた週末」と言われていた時期で、その後ヨーコとよりを戻しています。この一連の出来事はヨーコがそうさせたともいわれていて、よくわからない世界ですね。その6年後にファンに撃たれてジョン・レノンは死んでしまいます。エルトン・ジョンはゲイであることをカミング・アウトしています。
いまから晩御飯の買い出しに行ってこようと思いますが、外は暑そうですね。
ではまた。