top of page

にむのひとりごとアーカイブ2022年8月~2022年12月

〇2022年12月10日 

今日は土曜日で、午前中の外来が終わってからお世話になっている腎臓専門の先生のクリニックにご挨拶に行きました。他にも自分の専門の消化器と甲状腺以外の疾患で専門的に診てもらうべきと思ったときに紹介して診ていただいている先生が何人かいます。いわき市内では困難な時は東京の先生にも紹介しています。そういった素晴らしい先生方が周りにいるのでとても助かっています。感謝感謝です。今日、ある会社の健診結果のチェックを頼まれて、時間を見つけてチェックしたところ、生活習慣病の方の多さにびっくりしました。以前からの結果もあったので比べてみると、ほぼほぼ放置されているようでした。先日のJDDWという消化器病の学会週間でもかなり話題になっていましたが、最近脂肪肝から肝硬変に移行する方が増えてきていて、生活習慣の改善、食事や運動、喫煙などですが、そういったことの啓蒙や、空腹下での詳細な採血精査、腹部超音波検査での脂肪肝の有無のチェックなどが積極的に勧められています。今Fib-4 indexやM2BPGiなどで肝臓の硬さが数字でチェックできます。うちではM2BPGiで測っています。生活習慣病は放置しないで精査して、必要とあれば積極的に改善していくようにしなくてはと感じます。甲状腺に関しても、最近新患が増えてきており、手術が必要な方も増えてきています。常磐病院で手術をしていますが、間に合わなくて、今度行くときは3件手術をせざるを得ません。1月4日も本当はゆっくりしたかったのですが、2件手術をすることになりました。なんとか頑張っていけるうちは頑張ろうと思います。

今月は、年賀状のあて名書きもあるし、明日日曜日他にやるべき仕事をやってしまおうと思っています。甲状腺学会専門医の更新の資料作りなどを明日やってきます。年賀状はこのところオリジナルのものを作れていませんでしたが、久しぶりに作ってみました。あて名だけは直筆で書こうと決めているので今年も頑張って筆ペンで書こうと思います。来週年賀状が出来上がってくるので来週の日曜日は書けるだけ書こうと思います。

12月24日は土曜日なので、クリニックのクリスマスは23日にやることにしました。いつもはゴンチチを流していますが、今年はゴンチチのクリスマスのCDと聖歌隊のクリスマスの歌と、新たに4枚CDを買ったのでそれを流す予定です。買ったCDは、カーペンターズ、ノラジョーンズ、フランクシナトラ、ルイアームストロングのクリスマスアルバムです。どれも素晴らしいです。ジャケットの写メを撮りました。

昨日寝る前にユーチューブで音楽を聴いていたのですが、そのなかでよかったものをピックアップします。ジャズのキーボードプレイヤーの中で特に好きな3人を選んでみました。

ハービーハンコック、チックコリア、ジョーザビヌルの3人です。ハービーハンコックとギターに大大大好きなパットメセニー、ドラムがジャックデジョネット、ベースがデイヴホーランドの4人の演奏です。この組み合わせは、医者になりたての頃来日していて、東京でライヴを聴きに行きました。レコードも買いました。とにかく演奏が最高です( https://www.youtube.com/watch?v=5KNL0_sis1k )(フルコンサートの模様はこちらで。観たい方はどうぞ!  https://www.youtube.com/watch?v=0f0OvgfWrFQ )。チックコリアといえばベースにスタンリークラーク、ギターにアルディメオラ、ドラムにレニーホワイトの第2期リターントウフォーエバーが何といっても最高ですが、このヴィブラフォンのゲイリーバートンとのコラボは最高です。チックコリアの演奏はラテンの要素が詰まっていてトリッキーな感じで大好きです( https://www.youtube.com/watch?v=15IHNYq6stw )。ゲイリーバートンはパットメセニーが世に出るきっかけとなった方でもあります。こころに染み渡るヴィブラフォンの音色です。ジョーザビヌルといえば、サックスのウエインショーター、ベースのジャコパストリアスのいたウェザーリポートが最高ですが、ソロになってからのザビヌルシンジケートの演奏も超かっこいいです。アフリカンなポリリズムがたまらなくかっこいいです( https://www.youtube.com/watch?v=tjDUcKeAVp4 )。亡くなっていますが、ほんとに残念です。この3人がキーボードを弾いているすごいアルバムがあります。以前にも紹介したことがありますが、マイルスデイビスの「イン・ア・サイレント・ウェイ」という1969年のアルバムです( https://www.youtube.com/watch?v=3dP9neqouqg )。メンバーがすごすぎます。ギタージョンマクラフリン、ベースデイヴホーランド、ドラムトニーウイリアムス、サックスウェインショーター。それにこの3人のキーボーディストとマイルス。少し前衛的なので、聴きなれないとなんじゃって感じる方が多いと思いますが、中毒みたいなもので、ぼくはときどき無性に聴きたくなるアルバムです。

今日はこれからポトフを作ってのんびり過ごして明日に備えようと思います。

20221209_210553.jpg

2022年11月23日 勤労感謝の日

 

今日は久々に何もない水曜日なので、クリニックに行って日頃できない仕事をやろうと思っていましたが、朝から雨が降っていて、歩いてクリニックに行くのが面倒になってしまい、家でゆっくり過ごすことにしました。勤労感謝の日だから今日は体を休めなさいっていうことなんでしょうね。

今年ももうすぐ終わり、来年4月には開業3年目に入ります。あっという間に2年が過ぎたような気がします。ぼくの開業の目的は、ホームページにも書きましたが甲状腺に関していわきは無医村であると感じたからです。あくまでこれは日本甲状腺学会認定専門医や日本内分泌外科学会認定専門医がいわきに不在という意味です。先日学会に参加して感じたことは、これまで当たり前と思っていたことがどんどん変わっていっているということです。専門医を維持するためにセミナーを聴いたりしますが、やはり専門として診療をする以上は開業しても学会に参加して知識をアップデートする必要があると感じました。大学病院時代は、自分のテーマに関して常に最先端で掘り下げて発表して議論するということがメインでしたが、開業してからは自分テーマというより専門領域における知識のアップデートが重要だと思います。幸い、学会開催時には教育セミナーというセクションがあるのでとても勉強になります。消化器の大きな学会であるJDDWでは、会員数が莫大なのでコロナ禍ではいまだ現地とオンライン参加のハイブリッドになっているので学会に行かずとも参加できますが、日本甲状腺学会のようにこじんまりした学会では現地開催のみのことが多いようです。今後のぼくの診療の在り方としては、やはり消化器よりも甲状腺がメインで、常磐病院でやっている甲状腺手術も5年以内にはすべて任せられるような外科医を育成して手術から手を引いて、内科的な部分では時機を見て一般開業の先生で甲状腺をちゃんとやっていきたいと考えているが専門医取得は敷居が高すぎるという先生方に、診療のノウハウを教えていきたいと思っています。できれば定例ではなく不定期でもいいので、どうしたらいいのかわからない症例を持ち寄ってみんなで考えていくというスタイルにもっていけたら一番いいと思ってます。あと1年後なのか数年後なのかはまだわかりませんが、少なくともあと3年後にはアクションを起こしたいと思っています。

そうすれば、ぼくがリタイヤしても甲状腺に関してはいわきでは困らない状況になると思います。それがこれからのぼくの使命であると勝手に考えています。

まじめな話をしてしまいました。ここからは、大好きな音楽の話です。最近、ビートルズをはじめとして50年前くらいのロックなどがリマスターで出てきてます。最近の曲はレコードやCDでじっくり聴くのではなく、さらっと聴きたい曲だけ聴くような風潮のため前奏がほとんどなくていきなり歌が始まる曲が増えているようです。時代が変わったのでしょうが、ぼくは音楽をじっくり聴きたい派ですので前奏は長くて当たり前と思ってます。最近キャプテン・ビーフハートをよく聴きます。昔サンバチームで仲良しだったたかさんと、「キャプテン・ビーフハート最高だよねー」と盛り上がったことを思い出しました。フランク・ザッパもそうですが、かなり音的には変態というか、普通のポップミュージックを聴いている人からしたら、ただの雑音というかわけがわからんということになるのでしょう。音程はわざとずれていたり、彼の歌い方も独特で、しり上がりの感じですが、リズムがポリリズムで聴くとはまってしまいます。有名な鯉の顔のジャケットのアルバムがありますが、レコードコレクター誌の60年代のベストアルバムのなかで、なんと13位でした。サックスはかなりフリーで、フリージャズの大御所のオーネット・コールマン的ですが、ハーモニカはうまいです(https://www.youtube.com/watch?v=G0d0rsW9p3I )。ジャズにはフリージャズというジャンルがありますが、ロックにはこういうフリーすぎて慣れないと不快な感じの曲ってたまにあります。あのキング・クリムゾンの「グルーン」という曲もそうです(https://www.youtube.com/watch?v=6AjbSC8nkuk )。これはギターの奇才ロバート・フリップのギターとドラムのマイケル・ジャイルズの掛け合いがまるでジャズみたいな曲です。「グルーン」は「ケイデンスとカスケイド」というEL&Pのグレッグ・レイクがクリムゾン在籍中のとても美しい歌声の曲のシングルのB面の曲ですが、とても同じバンドがやっているとは思えないですね(https://www.youtube.com/watch?v=xhrMHMNF3vA )。

変わった曲といえば、先のレコードコレクター誌の60年代ベストで47位にランクインしているザ・シャッグスという3人姉妹のバンドの曲は、聴いたら噴き出すくらいへたくそで変わっています(https://www.youtube.com/watch?v=k5T2kaFiFgg )。なぜこれがベスト100に入っているのか正直意味不明です。

最近ユーチューブでいろんな音楽を聴くことができますが、シベリアの先住民族のバンド「オティケン」が面白いです(https://www.youtube.com/watch?v=CqwrwwOzVcQ )。シベリアの少数先住民族であるチュリム人のバンドですが、日本のアイヌと、北米の先住民の祖先であるという見解もあるそうです。顔はまるでアジア民族です。モンゴルのホーミーという二つの声を出す発声の男性がいたり、アイヌ民族が使う口琴を使ってます。森の中で蜂蜜を取って生活したりしています。

というわけで、今日は家にこもってのんびりしてまた明日に備えようと思います。

20221123-1.jpg
20221123-2.jpg
20221123-3.jpg

○2022年11月3日文化の日

今日は天気も良くて気持ちがいいですね。10月26日から本日11月3日までの9日間、長期休診させていただきました。その間連絡がつかず、ご迷惑をおかけした方もいらっしゃったかと思いますがご容赦願います。

その間、本当にいろんなことがありました。個人的にはきょう一日ゆっくりして明日に備えたいと思っています。

10月25日は初めての試みでハロウィン仮装をして診療しました。事前にお知らせしていた患者さんの中にはプチ仮装をしてきてくれた方もいました。大きなどら焼きをプレゼントしてくださった方もいました。みなさん楽しいと言ってくれてやってよかったなと思いました。また来年もやりますね。

20.jpg
21.jpg
1.jpg
2.jpg

その日の夜に、東京にいる息子が急性化膿性扁桃炎にかかってしまい、コロナではなかったのですが呼吸苦あり、膿がのどに垂れ込んで寝れない、痛くて飲食できない、しゃべれない状況となり、急遽母校の慈恵医大病院に入院することになりました。耳鼻咽喉科の教授で病院長をしている同級生の小島先生が多忙の中診察をしてくれて、1週間入院となりましたが無事に退院できました。いい先生ばかりで、慈恵医大を卒業して本当に良かったと改めて感じました。皆さんに心から感謝しています。

3.jpg
4.jpg

10月26日東京での産業医の仕事をして、27日から学会のため博多に向かいました。母が一人で住んでいるので、母を連れて温泉に行き、祖父母、父の遺骨を安置しているお寺に久しぶりにお参りに行きました。学会はJDDW2022という消化器関連の大きな学会です。うちのクリニックでもたくさんの脂肪肝の方の診療をしていますが、あたらしいMAFLD(マッフルディーと呼びます)という概念があって、明日からの診療に役立つ情報を得ることができました。

学会の合間を縫って、何十年かぶりに生まれ故郷の田川市後藤寺へ行ってきました。炭鉱が閉山してから過疎化が進み、いまや想像以上に廃墟と化していました。おそらくもう二度と帰ってくることはないだろうと思い、街を散策して目に焼き付けてきました。中学、高校は越境でしたので後藤寺駅から小倉に通っていました。駅は昔よりもこじんまりとなっていたように見えました。この駅はめずらしくゼロ番線ホームがあったので、見に行ってみるとまだありました。懐かしかったです。中学校の頃まで蒸気機関車で通っていたのですが、誰も信じてくれません。いまはディーゼル機関車です。商店街はいまやシャッター街となっていて、誰も歩いていませんでした。父が建てたサニービルも廃墟寸前になっていました。

5.jpg
6.jpg
7.jpg
8.jpg

二村家のお墓の近くまで行って、遠くからお参りをしました。小学校時代に仲良しだった呉服屋の鈴木君と電気屋の小島君に会いたくてお店に行ったところ偶然にも在宅で、何十年かぶりに会うことができました。懐かしく、当時の記憶が一気によみがえりました。小学校の6年間ずっと同じクラスで、早生まれでぼーっとしていたぼくをまるでお姉さんのように世話してくれていた旧姓田中弥生ちゃんに会いたくて連絡をとったところ、昔通っていた後藤寺小学校内を見せてもらえるように手はずをととのえてくれていて、卒業以来だから48年ぶりに校舎に入りました。弥生ちゃんは現在小学校の先生をしていて、その関係で頼んでくれたのだそうです。当時のままらしくボロボロでしたがとても懐かしくていろんな記憶がよみがえってきました。このあと森本うなぎ店でなつかしい蒸していない焼いたうな丼を食べつつ、小学校1年から6年までの集合写真を見ながらいろんな友達の現在の状況を聞くことができました。当時できの悪い生徒が医者になるなんてと驚いて、子供はあきらめちゃダメなんだねと言っていた担任の南崎先生には連絡が取れず会えませんでしたが、しっかりとぼくの目に思い出とともにこの後藤寺の街を焼き付けてきました。

9.jpg
10.jpg
11.jpg
12.jpg

後藤寺駅から中学、高校と乗っていた日田彦山線のディーゼル機関車で小倉に向かいました。途中五木寛之の青春の門の筑豊編に出てくる香春岳がみえました。一の岳、二の岳、三の岳の連山ですが、一の岳は石灰をとるためにどんどん低くなっていて、昔より明らかに低くなっていて驚きました。昔あった石炭の採掘跡のぼた山はよくみえませんでした。

小倉では、親友のよっちゃんがぼくにあわせて実家に戻って法事をすることにしてくれたので、小倉高校時代の仲間に連絡してみんなで楽しく飲みました。場所は火事で2回も燃えた旦過市場の近くの先輩がやっている居酒屋でした。仲間のことをちょっと書きます。野球部で甲子園に行き、簑島高校相手に同点ホームランをかっ飛ばした土田君はその後小倉東高校の教員になって甲子園へ行ったり、高野連会長、高校の校長など頑張ってました。同じく甲子園でピッチャーだった鉄見くんは早稲田大学の野球部ではセカンドでレギュラーになり六大学野球で優勝し、新日鉄八幡でも野球をしたりしてました。いつもマラソン大会でぶっちぎりの1位だった防衛医大に行った河野君は現在長崎大学病院循環器科の準教授をしていて長崎から駆けつけてくれました。早稲田大学の政経のとき、ぼくの開院の応援メッセージにも書いてくれてましたが大学時代よく一緒に遊んだ一刈君はいまサントリーの九州支店長をしています。学年で一番人気者だったこめおこと古賀君は鹿児島大学卒業後歯科医として小倉で開業してバリバリに働いており、多くの同級生たちの治療をしています。前にひとりごとでも書いたえもげんこと江本君は京都大学理学部卒業後三菱化成に就職し、現在定年退職後倉敷の会社で頑張っています。3年7組担任の野口先生は現在70歳ですが、気も体も若くてあいかわらずエネルギッシュで今も高校でゴルフを教えているようです。よっちゃんのことはいつもひとり言で書いていますが、一番の親友です。彼も甲子園球児です。写真は下が左から土田、野口先生、河野、上が左から鉄見、吉田、二村、一刈、江本、古賀です。みんないい笑顔です。話もめちゃくちゃ面白くて楽しかったです。

13.jpg
15.jpg
14.jpg
16.jpg

この翌日おふくろの家に戻りました。一泊してから一緒に太宰府天満宮へ行きました。天気に恵まれてとても気持ちがよかったです。おみくじを引いたところ第1番大吉がでました。きっといいことがあると思っていたらこのあと息子の退院が決まりました。しっかりお礼のお参りをしました。写真の右側にちらっと写っている梅の木が有名な飛梅です。京の都から大宰府に左遷された菅原道真をしたって飛んできたとされている梅です。「東風吹かば(こちふかば)匂ひおこせよ梅の花あるじなしとて春な忘れそ」という有名な菅原道真の歌があります。

このあと母と別れて大阪に向かいました。はじめて新幹線さくらに乗りました。さくらは鹿児島と新大阪間をはしる新幹線ですが、中が木目調でしかも2列2列と席が広くて快適で、まるでグリーン席のようでした。のぞみにしなくてよかったです。

17.jpg
18.jpg
19.jpg

今回博多でのJDDWに続いて大阪で日本甲状腺学会がありました。全日程聴くことはできませんでしたが、国立成育医療研究センターの荒田先生の講演は非常に役立ちました。妊娠前・妊娠中・授乳中のバセドウ病治療についての講演でしたが、妊娠5~9週以外はメルカゾールがいいということなど今までの常識から随分と変わってきていました。明日からの診療に役立たせます。

開業して、学会で休診が増えることを今後どうしようかと思っていましたが、やはりいくつかの学会には積極的に参加して新しい情報を学ばないといけないなと改めて思いました。

昨日、帰りの新幹線で美しい富士山を観ることができました。こんなにきれいに見えることはあまりないようで、珍しく車掌さんがアナウンスしていました。

いろんなことがあったこの9日間でしたが、とても有意義でした。きょう一日ゆっくりして明日からまた頑張ろうと思います。

○2022年10月23日

 

昨日は寝不足もありぐっすり寝ることができました。今日は朝から自炊でミネストローネを作ったり、昼はおいしい卵でオムレツを作ったりしてのんびり過ごしました。

博多で開催のJDDWという大きな消化器関連の学会と、それに続く大阪で開催の日本甲状腺学会に参加するため、10月26日から11月3日まで長期休診とさせていただきます。

博多ではおふくろが近くに住んでいるので久しぶりにおふくろのところに泊まってきます。その間、生まれ故郷の福岡県田川市後藤寺に行ってお墓参りや散策、小学校時代の友達に会ったり、小倉に行って小倉高校の時の仲間や担任に会ってきます。超楽しみです。

後藤寺には、おそらくこの先一生行くことがないと思うので、この目に焼き付けてこようと思ってます。

11月に山内クリニックの山内俊明先生が主催する平在宅療養多職種連携の会で11月の半ばに「高齢者における甲状腺診断のコツ」という題で甲状腺の話をするのですが、長く休むため今朝発表スライドを作りました。60枚くらいありますが、結構わかりやすい内容に仕上がったと自画自賛しています。

学会で休むため、明日月曜日は開業して一番患者さんの数が多くなってしまい、かなり忙しくなりそうな予感がします。明後日も予約は満杯なのですが、この日はハロウィンで仮装をして診療をするのでかなり楽しみです。初めての試みで、かける音楽もハロウィンバージョンにしたり、仮装もスタッフそれぞれの特徴をとらえていて今からワクワクしています。患者さんが楽しい気持ちになってくれたらうれしいです。

11月に学会から帰ってきたら、ハロウィンも含めてまたご報告しますね。

最近手術が必要な方が増えてきていて、半年先ぐらいまで埋まってきているので、何とか手術をする時間を増やせないか常磐病院と交渉しているところです。これもはっきりしたらまたご報告いたします。

話は変わりますが、このところ元りんご娘のジョナゴールドがミュージシャンとしていい曲を連発しています(WAVY BABY https://www.youtube.com/watch?v=QLdktMbyagk )(アメリア https://www.youtube.com/watch?v=hDhT6X4kKPk )。ネット配信だけじゃなくてCDを出してくれないかな。いまや人気絶頂の王林とジョナゴールドはりんごミュージックに所属して弘前に住みながら活動を続けていますが、二人とも青森を盛り上げたいという気持ちがものすごく強くて素敵だと思います。

先日いわきサンバっぽい音楽隊POIで、施設のご高齢の方と一緒に昭和歌謡を演奏して歌いました。そんなこともあって、以前から気になっていた東京大衆歌謡楽団の演奏をときどきユーチューブで聴いています。シンプルなリズムがなんとも心地よくて、東海林太郎さん風のいでたちや、アコーディオン、バンジョー、ウッドベースというアナログなアコースティック楽器、バックの下町のおっちゃん風のドラムなど、心を落ち着かせてくれます( https://www.youtube.com/watch?v=CebUA2o33WQ )。

写真は、母校慈恵医大付附属病院の15階の病棟からの最近の写メです。東京タワーがきれいですね。西新橋にあるので近くに増上寺や東京タワーがあって、今思えばすごいところにいたんだなと思います。もう一枚はクリニックの駐車場からの夕暮れの写真です。いわきはいいところだなと改めて感じています。

慈恵夜景.jpg
クリニック夕焼け.jpg

○2022年9月25日

 

今日はいわきは台風一過でいいお天気ですね。今年の9月は楽しいことも含めて何かと忙しい月でした。10月は後半に福岡でJDDWという消化器病関連の大きな学会があり、続けて大阪で日本甲状腺学会があり、聴いておきたいセクションやセミナー、評議員会などあります。そのためその間クリニックを休診にせざるをえません。みなさんにはご迷惑をおかけいたします。

このところ特に休みのたびの台風には参りましたね。昨日も診療の後髪を切りに錦の美容室に行ったのですが、バイパスが大雨で雷は鳴るし大変でした。でも、先週の土曜日はつかの間の天気で、ひとりごとにも書きましたが外で音楽ボランティアができたことはとてもうれしかったです。クリニックの仲間にお悔やみが続いたので、明日からも外来診療は大変だと思いますが、今日は家でゆっくりしようと思います。まずは気持ちを奮い立たせるために、大好きなツェッペリンの曲を聴きました。「フィジカルグラフィティ」は前にも紹介しましたが、ぼくが中学生の頃の2枚組のアルバムで、とにかく聴きまくった大好きなものです。1曲目の「カスタード・パイ( https://www.youtube.com/watch?v=oGPRJ2Khwmo )」のジミー・ペイジのギターのイントロからしびれます。ロバート・プラントのボーカルが入って、ジョン・ボーナムのドラムが入るとまさにどっしりとしたKing of Rockの始まりといった感じで、曲のスピード、リズム、すべてがかっこいいです。ペイジのギターリフのくりかえしやジョン・ボーナムのドラミング、ジョン・ポール・ジョーンズのクラヴィネットとベース、プラントの吹くファズのきいたハーモニカなど聴けば聴くほどしびれます。もうこんなバンドは金輪際現れないだろうと思います。なんだかんだ言ってぼくのなかではレッドツェッペリンが一番です。

先日書いた、青森のアイドルグループのりんご娘についても書きます。今年の3月でメンバーが新しくなりましたが、その前の王林、とき、ジョナゴールド、彩香(さいか)の4人の時がとてもユニークでした。それぞれリンゴの種類からとった名前です。王林は全国ネットで今では大人気ですが、王林がまだ高校3年生の頃の紹介動画があります。台湾でくだもののリンゴの人気があることもあって、りんご娘は台湾で人気があるようで、中国語字幕で動画が作られています ( https://www.youtube.com/watch?v=UsgXjMgwB54 )。これを観るとそれぞれの性格がわかります。王林は青森中央大学の経営法学部卒業、ときは弘前学院大学の文学部卒業、二人は同級生で高校も一緒で仲良しの24歳です。現在20歳の彩香は青森山田高等学校を卒業して現在本名の赤坂麻凪(まな)として東京でモデルをしています。そして現在21歳のジョナゴールドは弘前大学農業生命科学部に在籍中です。みんな文武両道で頑張ってきたようです。特にジョナゴールドは頭もキレキレでコミュニケーション能力にもたけているほか、王林にも負けないくらい歌がうまいです。高音がきれいです。彼女は唯一弘前に残り青森で活動を続けています。将来は農業と何らかのかかわりを持つ仕事をしたいようです。この半農半芸というコンセプトの産地直送日本最高というユーチューブは以前に紹介しましたが、面白いだけではなくなかなか深いものがあります。興味がある方はぜひ観てみてね( https://www.youtube.com/watch?v=nUantFjNGrw )。このりんご娘の生みの親の樋川さんの10年前のインタビューが面白いです( https://www.youtube.com/watch?v=WK-sostVk3M )。このころのりんご娘には中学生のときがいますが、まだ王林たちはその下の妹グループのアルプスおとめにいたころです。インタビューを聴くと、このくらい前向きじゃないと物事成功しないなと感じます。お金がないから自分で曲を作って歌わせたというからすごいですね。津軽弁の「だびょん」という曲( https://www.youtube.com/watch?v=seTzFzsFO70 )も彼がつくった曲です。りんご娘の曲にはいくつかノリノリの曲もあります。「リンゴスター( https://www.youtube.com/watch?v=DPiL2DP_yQU )」「りんごのね。( https://www.youtube.com/watch?v=fCIKtDGw0Tw )」などなど。「りんごのね。」は絶対フィンガーファイブの「恋のダイヤル6700( https://www.youtube.com/watch?v=KCPY5VscATA )」のパクリじゃんって思ったりしますが。津軽弁のラップの「sebadava mainebion( https://www.youtube.com/watch?v=3dHru7ceblg )」も面白いです。このビデオクリップのコンセプトがユーチューブのコメントで見れます。歳をとった4人の名前はりんご娘に入る前のそれぞれの芸名で、小山内=とき、斉藤=王林、福士=ジョナゴールド、葛西=彩香です。最後に、ジョナゴールドについて書きます。彼女は俳優としてもなかなかのもので、昨年「いとみち」という津軽弁の映画にも出ていますが、「君は笑う( https://www.youtube.com/watch?v=HQlPzohIkz8 )」というショートフィルム、とても内面的でいい映画です。歌も独立してから大人っぽくなってかっこいいです。「7号線( https://www.youtube.com/watch?v=K60MJGce7lg )」「ハジマリズム( https://www.youtube.com/watch?v=o0JLSxZmk-0 )」「祭りのあとの、あの風は( https://www.youtube.com/watch?v=flGtTcXi6TA )」。「ハジマリズム」はアマゾンでランキング1位になったそうです。王林は面白さで際立っていますが、ジョナゴールドの音楽のセンスがいいですね。

これからウオーキングに出かけて、セロトニンとビタミンDを補充してきます。

みなさんもよい日曜日を。

ledzeppelin.jpg
ジョナゴールド.jpg

○2022年9月17日月曜日敬老の日

 

大好きな坂本慎太郎さんの新譜の曲が、坂本さんの自筆のアニメでアップされました。鉛筆とパステルのみで描かれた動画はとても面白いです。明るい曲調なのに歌詞が人間関係のひずみをちらっと歌っていてさすがだなと思いました( https://www.youtube.com/watch?v=uJH7Y_0kWeI )。

今日は九州を中心に大型台風で大変なことになっています。福岡にいるおふくろに安否の電話をかけたりしました。明日はいわきも天気が荒れそうですね。いま久しぶりに埼玉の川口の家に戻っていますが、特急ひたちが動かなくなったら戻れないので帰る時間を早めました。

そんななか、敬老の日を前にして9月17日土曜日の午後に、平の明治団地にある地域密着型特別養護老人ホーム「ひなた」で音楽のボランティアをやってきました。業務執行理事の村井弘先生からの依頼で、コロナの感染を考慮して外で密にならない様な状態でやらせていただきました。以前本格的なサンバチーム「アカデミアサンバ いわきベレーザ」をやっていたときからのボランティアですが、みんなでなつかしい歌を歌うことを主眼としたボランティアをする目的で結成した「いわきサンバっぽい音楽隊 ポイ」にかわって、今回もポイのみんなでやりました。現在のポイはクリニックにかかわりのある仲間と村井先生と施設職員の田子君の12名で構成されています。コロナの影響でしばらくできませんでしたが3年ぶりに伺う事が出来てよかったです。久々の活動なので、おそろいのTシャツやキャップを新調しました。練習はアリオスで1回しかやりませんでしたが、やっているうちになんとなく思い出して、本番ではバッチリでした。

最初に準備していたガンザというマラカスの様なガシャガシャとなる楽器をホームのみんなで鳴らしながら、サンバの楽器を一つずつ増やしていって、最後はみんなでバツカーダ(演奏)しました。体が慣れてきたところで歌の時間です。曲は5曲で、青い山脈、ああ人生に涙あり(水戸黄門のテーマ曲)、北国の春、川の流れの様に、ふるさとを演奏して一緒に歌いました。水戸黄門はボレロのリズム、ふるさとはワルツの3拍子でしたが、今回ギターに加えてピアノも加わり、とてもいい感じで演奏できました。皆さん大喜びで、最後は全員歌を歌ってくださいました。今回クリニックのえちこガーデンの恵智子さんもムームーを着て歌を歌ってくれました。「日系ハワイアンのローズキタムラさんです!」と紹介すると恵智子さんは元気に「アロハ―」といってくれて、皆さん大喜びでした。もちろん恵智子さんは日系ではなく生粋のいわきの方です(笑)。たまたま天気も良く、外でできましたが熱さを考慮して5曲で終わりにして、最後もう一度皆でバツカーダをしてお別れしました。今後も少しずつこういうボランティアが復活するといいですね。ちなみに過去のポイの活動の様子はクリニックホームページお知らせの最後にリンクでポイのホームページを載せていますのでよかったらのぞいてみてくださいね。

ぽい1.jpg
ぽい3.jpg
ぽい2.jpg
ぽい4.jpg
ぽい5.jpg

○2022年8月21日

 

今日は天気がよかったので小一時間家の近くをウォーキングしてきました。なんとなくカレーが食べたくなったので近くのスーパーで具材を買って晩御飯のカレーを仕込みました。

先日、遊びでクリニックのロゴを入れたピンクのトートバッグを作ってみました。職員がみんな欲しがってくれて、作った分みんな売れてしまいました。プリント代などかかるから2,000円弱かかりましたが、もしかして患者さんでほしいという方がいるかもしれないので10個だけとりあえず追加注文してみました。儲け無しの2,000円でえちこガーデンに置く予定です。写真載せました。もし、欲しいという方がいるようでしたら声をかけてくださいね。

最近、りんご娘の動画にはまっています。りんご娘は農業活性化アイドルとして青森を盛り上げることを目的に随分前から活動している弘前発信のご当地アイドルです。ぼくは元来アイドルに全く興味がなかったのですが、りんご娘は別格で、とにかくユーチューブが面白くてはまってしまいました。ぼくは青森に特別な感情があって、震災の前後でよく青森に遊びに行っていました。イベント会社のホールドオンの社長の斎藤さんとは長い付き合いでとても仲良しです。開業してなかなか時間がとれなくて会いに行けてませんが、今年はなんとか会いに行きたいと思っています。

ぼくがはまっているりんご娘は実は今年の3月に卒業していて、今は新しいメンバーになっているようです。いまのメンバーには申し訳ないけど全く興味がないです。メンバーは4人で、リーダーの王林、とき、ジョナゴールド、彩香とリンゴの名前が芸名になっています。王林とときが24歳でとくにときは12年前からのメンバーです。ジョナゴールド(通称J)と彩香は20歳で、途中で入って4人になっています。J以外はみんな170cm以上の身長でモデル並みのスタイルです。みんな歌はびっくりするくらいうまいです。津軽弁がとても心地いいです。性格は、王林は世間知らずの天然で一番面白いです。その素の面白さが新鮮でいまや全国ネットで人気者になってますね。大学にも行っていて、卒論は津軽塗に関する論文とのことです。ときはわがままで、だだっこなお嬢様って感じです。Jは一番冷静でしっかりしていて、知性あふれる感じです。実際弘前大学に進学して大学生をしながら活動しているようです。彩香はおっとりしていて優しい感じですが実は裏番長とも仲間に言われています。今後は、王林は弘前に住みながら東京に仕事にいくというスタイルを崩さず、常に青森のために仕事を続けると言っています。ときは和海(なごみ)という名前で、関西でモデルとして活動する様です。Jは弘前に残りミュージシャンとして活動する様です。彩香は本名の赤坂麻凪(あかさかまな)として東京でモデルをするようです。4人はかなり仲良しで、王林いわく本当は4人で一緒に活動を続けたかったと言っています。

いまどきめずらしく海産物を美味しそうにたべたり、大笑いしたり、津軽弁も相まって田舎の素朴なよさがでていてとても素敵です。ユーチューブが結構面白かったのでいくつかピックアップしてみました。興味がある方は観てみてね。

産地直送、日本最高という番組から。

https://www.youtube.com/watch?v=2JZRd496VgQ

https://www.youtube.com/watch?v=VxImlm857a0&t=100s

https://www.youtube.com/watch?v=xZnAixPphlc

ライトオンタイムから。

https://www.youtube.com/watch?v=EfsvGevc2kc

https://www.youtube.com/watch?v=ullMjUWE_8s&list=PLvqpGUIZaNPerCk08naY5GzJXVMzWGGy8&index=49

https://www.youtube.com/watch?v=AFzHC1H7RBc

ダウンタウンなうから。

https://www.youtube.com/watch?v=8O5bSsFbrOs

20220821クリニックバッグ.jpg

○2022年8月14日

今日は台風一過ですが、埼玉県川口市はどんよりした曇り空です。昨日からお盆休みで久しぶりに川口の家に戻りました。8月3日が父の命日で、12日が息子の誕生日でした。いわきの生活に慣れたためか、まわりに山の緑やうぐいすの鳴き声がないのが不自然に感じます。お盆が終わると夏も終わりという感じになりますね。昔は、お盆明けはクラゲが出るから海に入れないなと思ったものです。奄美大島に行かなくなって久しいので海にもずっと入っていません。

昨日帰ってから、大好きな高田郁さんの「金と銀」の最新版を一気に読みました。今回が最終版とあって、最後は納得の結末でした。彼女の本はほぼ全部読みました。特に時代物が秀逸です。この「金と銀」もそうですが、人の気持ちのやさしさや強さをしみじみと感じます。読んでいない方には是非お勧めします。他にも「みをつくし料理帖」「銀二貫」「あい」はお勧めです。いま自分は小さなクリニックの院長をしています。なかまを心から信頼して自分がみんなを守るという気持ちや、お客さん、つまり患者さんの気持ちに寄り添って、お互いが幸せになるという基本的な事ができているだろうかと自問自答する心構えを与えてくれる本たちです。

現代ではあまりに情報が早すぎて、また便利になりすぎて、人間本来の良いかげんの部分がどんどん削られているように思います。時代物の特に江戸の時期の日本人の生き様は、もちろん今できるものではありませんが、現代のぼくたちにあるべき姿を教えてくれるような気がします。デジタル、AIは結構な事ですが、やはりアナログ、人間の持つ感性にはとてもかなわないと思います。黒船来航以降、世界が産業革命を起こして数百年でこの地球が人類によって破滅に追いやられている事実を考えると、時代物の描かれている時代に思いをはせざるをえません。ユヴァル・ノヴァ・ハラリ先生やホーキング博士が、200年後に人類は間違いなく消滅すると断言しています。それが温暖化によるものか、感染症によるものか、核戦争によるものかはわかりませんが、このままでは確実に破滅に向かっていくことは間違いないようです。

ぼくは人類の終焉までは生きて見届ける事は出来ませんが、子孫が苦しむような世界にはなってほしくないと心から思います。そういいつつも、ぼく自身クーラーのきいた涼しい部屋にいたり、便利な車に乗って移動するといった現状を変える事が出来ずにいます。温暖化が進めば進むほどエネルギー消費が上がって悪循環になるし、温暖化で溶けた永久凍土からあらたなウイルスが広がるかもしれないし、医療が発達して寿命が延びれば伸びるほど人口が増えて食料難になり、核を持っている国が核戦争を起こす可能性が高まっています。いずれにしても、誰かが(いるとすれば神様?地球自身?)この数百年で生物がいる地球を破滅に追いやっている人類をはやく滅亡させて地球を守ろうとしているように思えてならないのです。

時代物を読んで、かつての人類に後戻りが出来たらまた違ってくるのかもしれないと感じます。明日は終戦記念日です。戦争のない世界、平和な世界をねがいつつ、子孫のために本当の意味での平和を維持するためにわれわれ現代人がどう行動すべきかをもっと真剣に考えないといけないのでしょう。

今福島県代表の聖光学園が強豪横浜高校相手に甲子園でがんばっています。今日はこれから大好きな親友のよっちゃんに会いに行きます。よっちゃんも小倉高校野球部でショートを守った甲子園球児の一人です。地球の事に思いをはせつつも一度きりの残りの人生を有意義に生きるべく、二人で飲んで語り合おうと思います。

金と銀.jpg
bottom of page